ガラスの作り方
岩石や砂などの無機物を高温に加熱するとマグマのようにドロドロになります。
このドロドロの液体のものを冷やしていくとだんだんかたさが増していき、最後はかたくて原子が動けない状態になります。原子が結晶の構造を取れず、不規則なまま冷え固まったものがガラスです。
ガラスの一般的な作り方は、混合、溶融、成形、冷却の手順で進みます。
けい砂、ソーダ灰、石灰石といった原料を混ぜ合わせ、るつぼに入れ、高温の炉で融かし、温度の高い水あめのような状態のうちに、金属の型に流し込んで、素早く冷やすといろいろな形のガラスをつくることができます。
でも、窓ガラスのような大きくて平らなガラスはどうやってできているんでしょう?
動画で見てみましょう!
融けた錫(スズ)金属の上にガラスを流すなんて面白いですね!
ガラスの作り方はフロート法だけではありません。ガラス工芸品に使われている吹きガラスは皆さんも馴染みがあると思いますが、思い通りの形や機能を持ったガラスを得るために、これまでに多くのガラス作製方法が開発されてきました。詳しく見てみましょう。