重力波測定装置

重力波により空間がひずみ光の進み方が変わることが知られています。光を重力波の方向とそれに垂直な方向に分割して、それぞれ数キロメートル進ませたあとに同じ道を反射させて重ね合わせる（干渉させると）と、進み方の違いによる光の強さの違いが観測できます。進み方の違いはとても小さいために、光を分けるハーフミラーのところで進み方が不均一であると、重力波による影響を観測できません。このため重力波検出用の干渉計には分岐ミラーとして高い平面度、均一性をもつガラスが使われています。2017年ノーベル物理学賞は重力波検出の成果に対して授与されています。