望遠鏡

望遠鏡
望遠鏡の発明は、1608年に眼鏡職人が2枚のレンズを組み合わせたことがはじまりといわれています。この話を耳にしたガリレイは翌1609年に望遠鏡を自作して天体観測を行いました。望遠鏡を使った観察実験に基づいて得られたデータを数学的に解析・論証する近代自然科学の方法を確立し、コペルニクスの地動説を支持しました。望遠鏡には凸レンズを使うタイプと凹面鏡を使うタイプがあります。天体からやってくる光を集めて焦点で像を結びます。この像はとても小さいので接眼レンズで拡大して観察します。このように天体から届く弱い光を集める、小さな像を拡大して観察する、という望遠鏡の重要なパーツにガラスが使われています。望遠鏡はこれまでにさまざまなタイプが開発・実用化されています。くわしくは、一家に1枚「天体望遠鏡400年」を読んでみてね。さらに、一家に1枚「ガラス」で紹介している最新の大型望遠鏡についてもチェックしてみよう!
文責:
熊本大学
村田貴広

写真提供:
イラストレーター 高部 哲也