「超高出力・超短パルスレーザー」とガラス

ガラスレーザー
超短パルスレーザーは、とても短い時間(0.000…001秒程度 0が12個ぐらいつながります)だけ光るレーザー光を発生できます。超短パルスレーザーは瞬間的に強い光強度を実現できるため、様々な物理現象の観測に使われてきました。その光強度をさらに増強するために、Chirped Pulse Amplifier (CPA) という画期的な方法が開発されました。そのレーザー光の増幅にはガラスが用いられることがあります。2018年にはCPAの開発への貢献を賞して、Gérard Mourou(ムルー)とDonna Strickland(ストリックランド)の2名にノーベル物理学賞が与えられました。