ガラスびん

ガラスびん
ガラスびんは、ジャムやはちみつ、ドレッシングなどの食品や、ジュースやお酒といった飲み物の容器として身近に使われています。また、花瓶やハーバリウムの容器といったインテリア、薬品を保管するための容器としても使用されています。ガラスびんといえば重いイメージがありますが、研究開発により年々軽量化しています。また、中身を劣化させる原因となるガスの透過を防ぐ能力がプラスチックなどに比べて非常に高く、化学変化も起こさないので長期保存にも最適で、安心安全な容器です。

ガラスびんはきちんと分別することで、リユース・リサイクルできます。ガラスはきれいに洗浄することで何度も使うことができ、リターナブルビンと呼ばれています。使えなくなったガラスびんを溶かして新しいガラスびんにリサイクルすることもでき、リサイクル率は80%を超えており、SDGsにも配慮された容器といえます。

透明なガラスびんを使うと、中身が一目でわかったり、すっきりさわやかな印象をアピールできます。紫外線など強い光から食品や薬品を守りたいときには、茶色などの濃い色のガラスびんが使われ、長期保存による品質の劣化を防ぎます。"何年も保存したい"、"味や匂いがうつるのを防ぎたい"ものを保管する容器には、ガラスびんが適しています。

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文責:
名古屋工業大学
岡亮平

写真提供:
日本ガラスびん協会