シリカゲル

シリカゲル
シリカゲルには細かな穴がたくさんあることから水を吸着しやすく、毒性もないことから食品の乾燥剤に利用されます。シリカゲルの作り方は、ガラスの主成分である二酸化ケイ素と水酸化ナトリウムを反応させることでケイ酸ナトリウムを作ります。ケイ酸ナトリウムに水を加えて熱すると、透明で水あめのような水ガラスと呼ばれるものが得られます。水ガラスに塩酸を加えるとゲル状の物質となり、これを乾燥させるとシリカゲルが出来上がります。食品と一緒に入っているシリカゲルには青いものが混ざっていることがあります。これはシリカゲルに塩化コバルトが加えてられており、吸湿するとピンクへと色が変化します。
文責:
東北大学
高橋儀宏