中世の窓ガラス

中世の窓ガラス
中世の窓ガラス
ガラス窓として初期の頃には、この写真にあるような「クラウン窓」や「ロンデル窓」と呼ばれるものが利用されました。この窓は、ビンの底のような丸いガラスをクラウン法で作り、これらを鉛でつないでつくられています。この窓は、気温の変化による鉛の膨張収縮でガラスが外れるなどの問題があったようですが、住居に光を取り込む窓として重宝されました。現在私たちが使っているような一枚の大きなガラス窓をつくれるようになるまで、人々はとても苦労しました。
文責:
北海道大学
小野円佳

写真提供:
AGC株式会社