装飾品や彫刻など高額な商品や貴重な芸術品を展示する際には、ガラスのショーケースが用いられます。ガラスは透明なのでショーケースの中のものを見ることができますが、普通のガラスでは表と裏の面で光がそれぞれ約4%反射するため、照明の光や周りの景色が映り込んで中のものが見えにくくなることがあります。この光の反射を少なくして中のものを見やすくするために、ガラスの表面と裏面に光の反射を小さくする膜がコーティングされたものが用いられており、反射率を0.1%未満まで低くした 「見えないガラス」と呼ばれる製品もあります。「見えないガラス」を用いたショーケースでは、ガラスの存在を感じることなくはっきりと中のものを見ることができます。
写真右:反射防止コーティングを施したガラス(見えないガラス)で作製したショーケース
写真左:反射防止コートを施していないガラスで作製したショーケース
写真右:反射防止コーティングを施したガラス(見えないガラス)で作製したショーケース
写真左:反射防止コートを施していないガラスで作製したショーケース
文責:
日本電気硝子株式会社
松下佳雅
写真提供:
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